良いか悪いか、正しいか間違ってるかではなく、素直にそうだと受け入れる。それが第一歩。

こんばんは!

可愛くなりたいあなたのためのスタイリスト 奥野敬子です^^

着たい服を着て、自由に可愛くなるコツをご提案してます♪




今日はワードローブ整理の基礎講座をオンラインで開催してました^^


このワードローブ整理の基礎講座、巷で流行りの「お片付け術」や「整理収納」といったものとは全然違います。



この講座では、今のあなたのワードローブがどうやってして出来たのか、その歴史をみていきます。


どんな気持ちでそれを買ったのか、何をしたくて買ったのか、どうなりたくて買ったのか、買ったのに使わないのはなぜなのか、、、、



その過程で、あなたの「本当の気持ち」が出てきます。





あなたの手持ち服を「好き」と「嫌い」にわけて、

「好き」なら、今後の活用法を雑誌などを参考に考え、足りないもの、無いと「やりたいコーデ」が出来ないもの、をあぶり出し、お買い物計画を立てます。





「嫌い」なら、どうして買ったのか、なぜ今は嫌いなのか、本当はどうしたかったのか、を少しづつ紐といていって、自分の気持ちと向き合います。




私は最初にこの工程を一通り説明して、実際にワークで「嫌い」にまつわる気持ちを聞いていきます。


この「嫌い」にまつわる気持ちというのは、
自分の中で気づかないうちに出来あがっていた前提や、
「こうでなければならない」という自分ルールなどが影響しています。




例えば今日の方、最初に出てきたのはストライプ柄のお洋服でした。



私はそれについて、自分が疑問に思ったことを聞いていきます。


「どうして買ったんですか?」「どうして嫌いなんですか?」「それを着てどうなりたかったんですか?」

などなど。



彼女は

  • マネキンがきてるのが素敵で試着した。
  • サイズはMだけだった。
  • Vネックでシュッとして見えると思った。
  • 仕事に着ていくのに、洗濯機で気軽に洗えてアイロンなしでもしなくてもしわにならないから良いと思った。


こんな感じで答えてくれました。

この中から、私が「ん?」と思ったことについてさらに聞きます。



私:「Vネックでシュッとして見えるのは、何が良かったんですか?」

受講生:「痩せて見えると思って・・・」

私:「痩せて見えたいんですか?」

受講生:「私太ってるから・・・」


↑まずこれが一つの前提。

この方は、「私は太っている」という前提をお持ちの方でした。



私:「太ってるんですか?それはいつからですか?」

受講生:「子どもの頃から、、、。大学受験の時ふとって。太っても良いからたくさん食べて勉強しなきゃって思ってたら2~3キロ増えました」

私:「じゃあそれまでは太ってなかったんですか?」

受講生:「普通です。太ってもいないし、痩せてもない。」

私:「じゃあ、大学からはずっと太ってるんですか?」

受講生:「いえ!大学入学してからは戻りました」



んじゃ「子どもの頃から太ってる」じゃないぢゃんwww


おおよその子どもの頃を「普通」の体型で過ごしてるじゃないですかww



つまり、ご自身がおっしゃった「子どもの頃」から太ってた、ってわけではないんですね。



私:「いつから「私太ってるな」って思ったんですか?」

受講生:「母に、家系的に下半身がしっかりしている血筋?だから、ダイエットとかしてもぽっちゃりに見える。と言われてて、確かに大学の友達で、BMIの数値は同じくらいなのに自分より痩せて見える子がいたので、同じ身長でもみえかたがちがうんだな、と思ってました。」


うーんとつまり、

「ぽっちゃりに見えない方が良い(痩せている方が良い)」

「工夫をしてお洋服を着ないと、私は(太っているんじゃないのに)太って見えてしまう」

という前提をお持ちだったようです。





で、この前提でもってして選んだお洋服がこのストライプのお洋服。

「Vネックでシュッとして見える」

これは理屈で選んだお洋服。


だから「好き」だと言いきれなかったんですね。



私:あの、ひょっとしてVネックのお洋服がそもそも好きじゃないんじゃないですかね?

受講生:・・・。言われてみれば、「好き」に分類したお洋服の中にはVネックは一枚もありません(汗)丸首とかボートネックとかです。



でしょうね!(知ってた!)


首が詰まりすぎるのは嫌い。(不快)
でも詰まってさえいなければ、Vネックである必要はない。


こう言う事だと思います。


でも、さっきでてきた「前提」があったから、好きでもないのにVネックのお洋服を無理して着ていたんです。




「私は、好きでもない服を着ていた」


それは別に、悪いことではありません。

間違っていることでもありません。


ただの事実です。


いちいちジャッジをすると、苦しくなります。



私も、いちいちジャッジをしてしまって、秋のワードローブ整理を手伝ってくれた高野さんに「責められている」気になったり、

冬のワードローブ整理を一人でやっていてこんな風に「打ちのめされた」りしました。↓


ですが、その経験があったから、春のワードローブ整理では

何が出てきても「あぁそうなんだな。」「そうしたかったんだな」と事実として認めることができました。


このワンピースのときのようにね。

好きな服だけを着て生きる。


それは、私は良いことだとは思います。




その方が自分の気持ちも楽しくなるし、自分が楽しいと機嫌が良くて、それが周りにも伝播して、、、

間違いなく平和になると思います。




だけど、「今そうじゃない」からって、それは悪いわけでも、間違っているわけでも不幸なわけでもありません。

ただの事実。



だから、

「そうなんだ~」って受け入れる。いちいち責めない。




それはそれで必要だからそうなってたんですし、そうじゃない「今」があるから、この先はどうしよう?今のままで私はほんとに良いの?って考えられるようになるんです。



いちいち責めてると、(自分に)責められることで傷つくのが嫌だから、向き合わない、見ない、聞かない。になっちゃうんです。


それだと、いつまでも前に進めない。



素直にただ「そうなんだ、そういうふうに考えてたんだ」と受け入れる。

それが、本当に「着たい」服だけを着て生きていくための第一歩♪



自分がどんなことを思っていても、考えていても、どんな自分も大丈夫。

もうこれ以上、自分を責めなくて良いんです。



「どんな私でも、これが私」と、どっしりと構えて、自分にも他人にも優しくなりたい方に、ぜひ受けていただきたい講座です^^


日本パリジェンヌスタイリスト協会

パリジェンヌのようなシンプルなオシャレと、好きな服だけのクローゼットを作る協会です。

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